ご挨拶

手のぬくもりがもたらす
些細なカラダの変化と
未来をひらく大きな光
リンパ健康アカデミーマスター講師
竹井 由紀子
ずっと歌うことが出来る
そんな日常が変わった日
私がリンパ施術と出会ったのは
数年前、癌の闘病生活の時でした。
結婚して50年
キッチンで料理をしながらJazzを口ずさむ
そんな日常が終わりを告げようとしていたのです
2022年8月
その日は突然やってきました。
当時つとめていた会社の健康診断で
「いやな影が映っている」と言われ
病院を受診して精密検査をすすめると
甲状腺癌(StageⅣ)であることが明らかになりました。
その時、医師からは同時に
声帯付近を含め5箇所に転移していること
病状は深刻で命の危険性が考えられること
4カ月後に手術が必要であることを告げられました。
そして歌を歌うことが大好きだった私にとって
なにより重く心に響いた医師の言葉
「命が助かったとしても声を失うかもしれない」
時計の針が止まるような緊張した空間の中
奈落の底に突き落とされるような絶望感は
その後の私の生き方を大きく変えることになるのです。
それから私は病院での治療と並行して
なにか良くなる方法はないかと
民間療法やサプリメントなど
ありとあらゆるものを試しました
しかし、快方にむかうことはありません。
そして、手術の日は刻々と近づいていきます
( 嫌だ!声を失うのだけは嫌だ! )
そんな重苦しい日々を過ごしていた時
大学時代の友人があるケアを紹介してくれました。

ほんの小さな変化と
気づき始めた生きる喜び
温泉地で取り入れられているケア方法で
穏やかな手技の施術と
ほんの簡単なお手入れが中心です。
友人は家族の看病をきっかけにそれに出会い
日々の生活に取り入れるようになったそうです。
最初は半信半疑でしたが
彼女の表情がどこか晴れやかで
心がふと動いたのを覚えています。
「これは、私にも合うかもしれない」
そう思い、私も日々のケアを始めました。
紹介されたケアの方法は特別なことではありません。
手のひらで皮膚に触れるだけ
ただそれだけの静かな時間。
なんとなく体が軽く感じたり
心が落ち着いたり
ほんの些細な変化でしたが
その小さな変化こそが
心の支えになっていったのです。
手術前の検査では
病状が快方へ向かっているようでした。
身体の状態が良くなっていることを知った私は
「手術やめたいです!」
思わず本気で訴えたのですが、
さすがに担当医師からは怒られてしまいました!笑
手術を終えてからしばらくは
声が出ない日が続きました。
手術を担当した先生からは
「声は少しずつ出るようになりますよ!」
声帯を傷つけることなく手術を終えることが出来たことを聞き
ホッと胸をなでおろすと同時に未来への希望が沸き立ってきたのです!

人が本来持っている
生きる力と生きる喜び
一度は失ったと感じた命
一度は失ったと感じた声
今では朝目が覚めると
朝日を浴びながら生きていることへの喜びを感じ
出かけた先々では出会う人とのご縁に感謝を感じています。
病院での治療はその後も順調に続き
〇年も経てば諸々の検査をクリアし
無事に治癒していると医師からお墨付きをいただくことも出来ました。
また施術だけではなく
ふとしたキッカケで世界でご活躍された
ピアニストの方とも出会い
その出会いをきっかけに
大好きな歌へも真剣に向き合い
歌うことにも一層の磨きをかけるようになったのです
(もちろんプロの方には遠く及びませんが、、、笑笑)

大変ありがたいことに
音楽関係の知人の勧めとご支援もあり
2022年に交野市の生誕音楽堂で初LIVEを開催することが出来ました。
それ以降にも、枚方市の菅原生涯学習センターや
枚方市総合文化芸術センターなど、年に数回程度
『リンパの流れるJazz Live』と銘うって
ご参加いただいた方と音楽を楽しんでいただいております。
いつも全国各地からこれまでにご縁のある方が
ご友人と一緒に駆けつけていただき
本当にいつも感謝の気持ちで一杯です。
他にもみなさんと一緒に過ごしながら笑顔になれるような
楽しいイベントを開催していきますので
楽しみにしていてくださいね!
これからも『健康な自分にハロー!』を
合言葉として
ココロとカラダが軽くなり
あなた自身が持つ本来の力に気付くことが出来る
これからも葉路はそんな場所として求めていただけるよう
精進させていただきます。
今後とも末長いお付き合いの程
よろしくお願いいたします。
竹井由紀子